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アーカイブ香取遺産 Vol.181~190

更新日:2021年9月30日

アーカイブ香取遺産 Vol.181~190

大戸白幡遺跡

 大戸白幡遺跡は、佐原地域大戸字白幡に所在する集落遺跡です。また、10基以上の古墳が確認されており、白幡古墳群としても古くから知られています。
 昨年、この遺跡内で側溝設置工事が行われましたが、その際に出土した墨書土器を紹介します。幅1メートルに満たない細長い土木工事のため、全容を明らかにするには至りませんでしたが、直径1.8メートル前後と思われる以降の一部が確認され、この遺構の底からは平安時代の土師器坏が複数重ねて置かれた状態で見つかりました。
 そのうちの2点に「大力」と墨書したものがあります。遺構に堆積した土を観察すると、一度埋め戻しており、祭祀や儀式に関係するものと考えられます。墨書のある坏は縁の直径が12センチメートルほどで、両手の掌に納まる大きさです。1点は内側に細い筆跡、もう1点は外側に太く力強い筆跡で書かれています。


墨書土器「大力」

 当時の読み方は正確にはわかりませんが、現地で「大力」の文字を発見した時は「タヂカラ」の読みが瞬時に浮かびました。「手力男命」を祭神とする大戸神社の社伝に、最初は大戸字白幡周辺に鎮座し、孝徳天皇元年(654)に現在地に遷座とあるのです。社伝の遷座の年代と墨書土器とでは、土器のほうが少なくとも100年ほど新しいのですが、当遺跡が神社の故地であることと関係する遺物とも考えられます。しかし、この他に「タヂカラ」と読めそうな墨書土器と神社との関連をを示唆する遺物はなく、現時点で可否を決定することはできません。幸い遺跡のほとんどは、今も地中に保存されているので、今後はこの点にも注意を向けながら調査に当たることができます。
 皆さんは、「大力」についてどんな仮説を立てますか。

Vol.182 おかめさんは文化元年生まれ!

 「おかめさん」の愛称で知られる本川岸町の天鈿女命の大人形。町内の皆さんの調査によって、御頭内部に「文化元年申子五月吉日 江戸人形町 鼠屋五兵衛 福」(「申」は「甲」の誤字)の墨書銘が確認されました。これは、銘が確認できるものでは佐原最古のものです。文化元年は西暦で1804年ですので、おかめさんは今年で217歳になりました。さらに、おかめさんの大人形は、視線が水平方向であることや、御頭が大変重いことなどがわかっています。このことから、もともと高い位置に飾ることを想定していなかったと考えられます。

 また、八日市場町や佐原古文書学習会の皆さんの一連の史料調査では、新しい事実が明らかにされました。その一端をご紹介します。浜宿町は、安永8年(1779)に造った関羽の人形を再興させるため、文政5年(1822)に江戸の原舟月に関羽・周倉・馬の飾り物を製作しており、同じ年に下仲町は屋台(当時の表記。以下同じ。)を造っていることがわかりました。さらに、天保11年(1840)には、八日市場町が漆塗総彫物の屋台を新しく造り、彫物師は府馬の安産大神の彫り物で知られる古内村(旧山田町)の鈴木多門の手によることが明らかとなっています。(多門の彫物は、大天井の龍、側面の花鳥、下高欄の獅子です。)
 このように、地元有志の皆さんの努力によって、新発見の史料が発掘され、地域の祭礼文化史が解き明かされています。

大戸通崎遺跡 -謎の大型遺構-

 大戸通崎遺跡は、大戸地先の谷地を望む見通しの良い台地上に存在した遺跡です。近くには、古代に政治的に重要な役割を持った香取神宮と関係が深い、大戸神社があります。
 遺跡は昭和61年(1986)に発見され、急遽行われた発掘調査では、奈良・平安時代の竪穴住居跡12軒と奈良時代の円形遺構1基が確認されました。円形遺構は直径4.9m・深さ3.3mの大型のもので、すり鉢状の掘り込みがあり、下部は段堀りされ、底は直径1mの平らなところに火を焚いた痕跡がありました。発見された当時は、このような遺構の存在は、あまり知られておらず、謎の遺構となっていました。

 近年では、各地の発掘調査の成果により、類似した大型の円形遺構が、関東から東北で、古代の主要な政治拠点や交通路近辺から発見されることが明らかになってきました。これらの遺構は円形有段遺構と呼ばれ、その性格については様々な議論が行われています。

 溜井戸説、貯蔵庫説、ごみ捨て穴説のほか、朝廷に献上する氷の保管庫に似ていることから氷室説、火を焚いた痕跡が認められるものがあることから狼煙の点火施設とする説などがあります。
 遺跡は既に消滅していますが、記録保存されているため、発見当時には不明だった遺構の性格を、新たに得られた情報から検討することができます。今後の調査研究の成果から謎が解明されるかもしれません。

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