特別展・収蔵品展など
更新日:2025年11月18日
伊能忠敬記念館所蔵の国宝「伊能忠敬関係資料」には、地図や測量道具だけでなく、伊能忠敬に関わるさまざまな資料が含まれており、地図・絵図類、文書・記録類、書状類、典籍類、器具類に分類されます。
この5つの部門2345点の中から、厳選した実物資料を2ヶ月ごとに展示替えをしながら、国宝「伊能忠敬関係資料」の持つ奥深い世界を紹介していきます。
収蔵品展では、当館所蔵資料の中から数点の実物資料を展示します。また、特定のテーマに沿って当館所蔵資料を展示する企画展と、他館の所蔵資料を組み合わせながら展示する特別展を開催しています。
年間展示計画
令和7年度
| 展示タイトル | 会期 | 概要 |
|---|---|---|
第122回 収蔵品展 | 令和7年3月11日(火曜日)から5月11日(日曜日) | 国宝である「伊能忠敬関係資料」の実物数点を展示します。 |
第123回 収蔵品展 | 令和7年5月13日(火曜日)から7月13日(日曜日) | 国宝である「伊能忠敬関係資料」の実物数点を展示します。 |
第124回 収蔵品展 | 令和7年7月15日(火曜日)から9月15日(月曜日) | 国宝である「伊能忠敬関係資料」の実物数点を展示します。 |
第125回 収蔵品展 | 令和7年9月17日(水曜日)から11月16日(日曜日) | 国宝である「伊能忠敬関係資料」の実物数点を展示します。 |
【特別展】 | 令和7年11月18日(火曜日)から令和8年1月18日(日曜日) | 久保木清淵は津宮村(現香取市)出身の学者です。伊能忠敬とは生涯を通じた親交があり、その学識の高さから伊能図の作製にも携わっていました。 |
第126回 収蔵品展 | 令和8年1月20日(火曜日)から3月22日(日曜日) | 国宝である「伊能忠敬関係資料」の実物数点を展示します。 |
【小企画展】 | 令和8年1月20日(火曜日)から3月22日(日曜日) | 3月3日の桃の節句にあわせて、伊能家のひな人形を紹介します。 |
伊能忠敬生誕280周年記念特別展


友トシテ善シ ―忠敬と清淵―
概要
下総に過ぎたるものが二つあり 成田不動に久保木蟠龍
久保木清淵(竹窓または蟠龍)は、江戸時代後期に活躍した学者です。津宮村(現香取市津宮)に生まれ、儒学や書道に精通し、学問を究める傍ら地域教育にも取り組みました。故郷に根差して活動する清淵の名は、俚諺にもうたわれるほどでした。隣の佐原村の名主であった伊能忠敬とは生涯を通じて親交があり、忠敬の全国測量や伊能図作製にも携わっていました。
本展では久保木清淵に焦点を当て、遺墨や著作、忠敬との交流を示す資料から、清淵の功績と忠敬との関係を紹介します。
会期
令和7年11月18日(火曜日)~令和8年1月18日(日曜日)
展示構成
第1章 佐原と津宮の知識人
お互いに名主を務める家柄の忠敬と清淵が家や村同士の関係を越え、学問を探求する“友”として親交を深めた様子を資料から紹介します。
第2章 全国測量を支えた清淵
忠敬の全国測量や伊能図作製への清淵の協力について、清淵の遺品や東京大学文書館所蔵の資料を交えて紹介します。
第3章 清淵の揮毫
達筆で細字・大字を得意とした清淵。漢詩にも通じ、多くの作品の残しています。遺品の中から、遺墨や愛用品を紹介します。
第4章 清淵と学問
儒学と国学に精通していた清淵の代表作である『補訂鄭註孝経』、『香取参詣記』などの著作を展示します。また私塾・息耕堂や水戸藩・延方郷校での教育の様子も紹介します。
展示資料リスト(PDF:222KB)
ギャラリートーク
担当学芸員による展示解説会を開催します。
・令和7年11月24日(月曜日・振替休日)
・令和8年1月2日(金曜日)
・令和8年1月12日(月曜日・祝日)
午前10時30分から/午後2時00分から(各25分程度)
収蔵品展
第126回 収蔵品展「国宝 伊能忠敬関係資料の世界」
会期
令和8年1月20日(火曜日)から3月22日(日曜日)
展示リスト
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