第14回全国発酵食品サミットinかとり終了しました

オープニングアトラクションとして如月会、翔踊会の皆さまの佐原囃子、手踊りの披露で開会式が始まりました。伊藤市長は「全国発酵食品サミットは、発酵食品という日本の文化の大切さとその未来を見つめる貴重な機会である」とあいさつ。また「発酵食品を食べる喜びと学ぶ楽しさを通じ、発酵文化の輪を広げていきます」と高らかに宣言しました。

東京農業大学名誉教授小泉武夫先生による基調講演では『江戸の発酵文化と香取』と題し、かつて舟運で栄えた香取市の歴史と発酵文化との関りを、わかりやすく講演していただきました。

みんなの賑わい交流拠点コンパスにて『発酵と観光～地域を活かす発酵によるまちづくり観光～』をテーマにしたパネルディスカッションが行われ、前半は香取市の発酵に関わる市民協働のまちづくり等のこれまでの活動事例を紹介、後半はこれまでの活動を理解したうえで、高校生から「こんなまちを目指したい。未来の香取市への希望・期待」などのコメントをいただき、改めて市長や学識経験者の皆様と討論いたしました。

【コーディネーター】
千葉大学教授　関谷　昇
【出演者】
香取市長　伊藤　友則
国学院大学教授　梅川　智也
香取市景観審議会委員　酒井　右二
千葉県立佐原白楊高等学校生徒 3名

与倉屋大土蔵では、音楽を聴きながら美味しいお酒と発酵料理が楽しめるイベントを開催しました。当日は音楽と食に舌鼓を打つだけではなく、「発酵」をテーマにしたトークセッションが行われ、楽しく「発酵」について学ぶことができるイベントとなりました。

【コーディネーター】
関東学園大学教授　中村　正明
【トークセッション】
「発酵が織りなすマリアージュ」（カーザアルベラータ）
「発酵をいかした土づくりと循環型農業」（芳源マッシュルーム・ワタミファーム）
「発酵でおいしく心も体も元気に」（発酵女子）

テレビ番組やドラマ料理監修で活躍されている近茶流宗家の柳原尚之氏を講師に迎え、「江戸料理と食酢」をテーマに発酵料理講演を行いました。参加者からは「「発酵」だけではなく「日本料理」についても深く学ぶことができて大変有意義な講演でした。」と大好評でした。

サミット2日目には、小泉武夫先生と作家・エッセイストの阿川佐和子さんとのトークショーが行われました。
トークショーでは、香取市のお酒（日本酒・クラフトビール）の紹介のほか、珍しい発酵食品などを紹介しながら昔からの友人であるお二人の軽快なトークが繰り広げられ、会場は多いに盛り上がりをみせました。

サミット開催にともない、「発酵」に関心を持っていただく一つの機会として「発酵川柳」を募集したところ、1,116句の応募があり、受賞者を称え表彰式を行いました。表彰式の後は豪華景品が当たる大抽選会を行い、特別ゲストにミスあやめの川村有葵さんに抽選を行ってもらい大変盛り上がるイベントになりました。
【一般の部】
最優秀賞
健康は　金で得られず　菌で得る
安田　功二　様（東京都）
優秀賞
金欠も　菌欠にせぬ　妻の技
田崎　信　様（東京都）
入選
長生きの　秘訣はずばり　金・筋・菌
ミナト　様（埼玉県）

【中学生の部】
最優秀賞
発酵食　未来の自分へ　プレゼント
西谷　美海　様（佐原中学校）
優秀賞
発酵で　香取の魅力　再発行
石橋　茉莉　様（香取中学校）
入選
発酵は　ミクロ世界の　贈り物
篠塚　乃愛　様（佐原中学校）

【小学生の部】
最優秀賞
かつお節　ご飯にかけて　おどりだす
塙　武蔵　様（山田小学校）
優秀賞
納豆で　根性鍛える　粘～ギブアップ
上原　こばと　様（瑞穂小学校）
入選
菌（筋）トレと　発酵パワーで　ぼく健康
金子　柊詠　様（竟成小学校）
　

北は北海道から南は沖縄まで、全国各地の発酵食品が味わえる全国発酵マルシェと、香取地域の特産品を楽しむことができるかとり地域マルシェを開催しました。珍しい発酵食品や香取地域の地元の味を発見できるイベントとなり、来場された方は「とてもわくわくするイベントです。色々な発酵食品と出会えて楽しいです。」とマルシェを楽しんでおられました。キッチンカーの出店もあり会場は大変な賑わいを見せておりました。

香取市内の事業者や発酵食品ソムリエの皆様のご協力のもと、「発酵」について学ぶ講座やワークショップを行いました。普段使っている調味料が実は発酵食品であったり、発酵食品はいかにして体に良いのかを学ぶ場となりました。

サミット当日は様々な場所でイベントや展示を行いました。

たくさんのご来場ありがとうございました。