「香害」と「化学物質過敏症」

更新日:2023年9月11日

「香害」とは

「香害」とは、合成洗剤や柔軟剤、化粧品や香水などに含まれる合成香料(化学物質)によって、不快感や様々な健康被害が生じることをいいます。
また合成香料(化学物質)から化学物質過敏症が誘発されるともいわれています。
近年、消費生活センター等への相談があることを踏まえ、消費者庁・厚生労働省・文部科学省・経済産業省・環境省の5省庁連名で香りへの配慮にかかる周知が図られています。

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「化学物質過敏症」とは

「化学物質過敏症」とは、様々な種類の化学物質を吸い込むことにより、症状が出る病気です。私たちの身の回りで使われている家庭用品や化粧品等の微量な化学物質に対して過敏に反応し、健康被害が引き起こされます。そのメカニズムについては未解明なことが多く、治療法が確立されていないため、原因となる化学物質を避けることが有効な対処法といわれています。

主な症状

・自律神経障害→頭痛、発汗異常、手足の冷え、易疲労性
・内耳障害→めまい、ふらつき、耳鳴り
・気道障害→咽頭痛、口渇
・循環器障害→動悸、不整脈、循環障害
・免疫障害→皮膚炎、喘息、自己免疫異常
・運動器障害→筋力低下、筋肉痛、関節痛、ふるえ
・消化器障害→下痢、便秘、吐き気
・眼科・耳鼻科的障害→目や鼻、喉への粘膜刺激症状、調節障害、視力障害
・精神障害→不眠、不安、うつ状態、不定愁訴
・アレルギー症状→蕁麻疹、湿疹、喘息
多岐にわたる症状があり個人差があります。

原因物質

・洗剤、柔軟剤、香水、芳香剤、シャンプー、化粧品、整髪料、制汗スプレー、防虫剤、防菌グッズ
・建材、接着剤、床材、ホルマリン、塗料
・除草剤、殺虫剤、シロアリ駆除剤、農薬
・タバコ、食品添加物
・印刷物、油性ペン
・粉塵、排気ガス等
身の回りにある様々な化学物質が原因となり得ます。

「香害」や「化学物質過敏症」へのご理解とご配慮をお願いします

化学物質過敏症の方が安心して生活するためには、周囲の方々だけでなく、社会全体の協力が欠かせません。
多くの方に、「香害」や「化学物質過敏症」について知っていただくとともに、家庭、学校、職場、屋外において、「困っている人がいる」ことを念頭に、強い香りのある家庭用品の使用などについて、配慮した使用を心がけるようお願いします。
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