文化財講演会「香取市の国宝」を開催しました

更新日:2024年8月21日

令和4年度第2回文化財講演会「香取市の国宝」を開催しました

 香取市に所在する多くの指定文化財等への関心と、文化財の保存、活用について理解を深めていただくため、令和4年度第2回文化財講演会を3月4日に開催しました。国宝の海獣葡萄鏡を所有する香取神宮様より、香取神宮境内の神徳館を会場としてご提供いただき、130名にご参加いただきました。
 講演会では、吉澤悟氏(奈良国立博物館・学芸部長)をお招きし、「国宝・海獣葡萄鏡の本当の魅力 -香取神宮と奈良・正倉院をつなぐ歴史の絆-」という演題でご講演をいただきました。

 吉澤講師は、香取神宮所蔵の国宝・海獣葡萄鏡ついて調査・研究を重ねており、そうした成果をもとに奈良・正倉院所蔵の海獣葡萄鏡との関連を交えて、ご講演をいただきました。
 この約1,200年前の神宝が現在まで伝承している事実は非常に大切で、今後の継承にあたって「国宝」の意味、価値を考えることが重要であるということでした。

 講演に先立って、会場の神徳館をご提供いただいた香取神宮の香取宮司よりご挨拶を賜り、香取神宮権禰宜の雪松氏より香取神宮に所在する文化財の概要についてご報告をいただきました。また、市内所在のもう一つの国宝である伊能忠敬関係資料について、伊能忠敬記念館の紺野より報告を行いました。

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