令和2年度文化庁長官表彰に天真正伝香取神道流

更新日:2021年1月20日

第二十代宗家飯篠快貞氏が香取市長を訪問

 香取市内で伝えられている古武道「天真正伝香取神道流(てんしんしょうでん かとりしんとうりゅう)」が、令和2年度文化庁長官表彰を受けました。この表彰は、文化活動に優れた成果を発揮し、文化の振興に貢献された方々や日本文化の海外発信、国際文化交流に貢献された方々に対して贈られるものです。
 表彰式は令和2年12月17日に都内で行われ、このほど第二十代宗家の飯篠快貞(いいざさ やすさだ)氏が香取市長を訪問しました。

天真正伝香取神道流について

 香取神道流は、室町時代中期に飯篠長威斎家直(いいざさ ちょういさい いえなお)が創始した武術流儀で、日本の武道の源流とされています。家直は多古町の飯笹地区出身で、香取神宮での千日に及ぶ修行の末、剣の極意に達し神道流を開いたと伝えられています。その修行の地とされる香取神宮奥宮付近に家直の墓碑(昭和18年・県指定史跡)が残ります。
 武術・天真正伝香取神道流(昭和35年・県指定無形文化財)は、剣術のほか居合術、棒術、長刀術などの武術に加え、軍配法や築城法などの軍学も伝承されている総合兵法です。現在も第二十代宗家飯篠快貞氏のもと、天真正伝香取神道流道場(平成8年・市指定有形文化財)などで伝えられているほか、海外にも多くの門人を抱えいています。
 香取神宮において、毎年4月15日に行われる神幸祭の際にその型を見ることができます。香取神宮旧拝殿などで型の披露を行うほか、神宮神官や神楽保持団体らと行列を組んで拝殿前から参道下大駐車場まで練り歩きます。

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