千葉県新規指定文化財:香取神宮勅使門
更新日:2023年2月15日
香取神宮勅使門が新たに千葉県指定文化財に指定されました
令和4年3月8日付けで、香取神宮勅使門が新たに千葉県指定文化財に指定されました。これまで香取市指定文化財・神徳館表門として保存修理工事等が行われてきましたが、名称変更の上で県指定文化財となります。概要は以下の通りです。
香取神宮勅使門(有形文化財・建造物)
香取神宮勅使門
- 指定日:令和4年3月8日
- 所有者:香取神宮
- 制作年代等:天明元年(1781)
本建造物は、東国屈指の古社である香取神宮の最高位の神官である大宮司家の表門として天明元年(1781)に建設され、勅使参向の際に出入り口として用いられてきました。大宮司家の邸宅は1946年頃の火災により失われましたが、この門は焼失を免れ、現在は集会所「神徳館」の門として利用されています。
構造は桁行三間、梁間二間、一重、切妻造。屋根は茅葺であり、両袖塀が附属します。工夫を凝らした複雑な架構の随所に豊かな表情の絵様と繰型が用いられ、構造・意匠ともに時代の特徴をよく示しています。大宮司家の格式を示す門であり、類例の少ない社家建築の遺例として重要です。
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