ケブカトラカミキリの防除方法等について
更新日:2025年12月22日

(写真1) ケブカトラカミキリ 体長約1cm
ケブカトラカミキリとは、イヌマキとナギの木を食害する日本在来のカミキリムシ (写真1) です。
樹皮下に卵を産み付け、ふ化した幼虫が樹皮下の形成層の部分を食害します。
食害された木は水や養分を吸い上げることができなくなるため、樹勢の低下や葉の色つやが悪化し、やがて一部または全体が枯死してしまいます。
千葉県では、平成20年に初めて被害が確認されて以降、県内で多くの自治体で被害が確認されています。
被害の特徴
(1)葉の色つやが悪く、黄色くなり、やがて枯死する (写真2)
(2)幹がリング状に盛り上がる (写真3)
(3)脱出孔が開く
脱出孔が確認できると、ケブカトラカミキリの被害と断定できます。(写真4)
樹皮をはぐと、食害痕が確認できます。(写真5)

(写真2)左:健全木、中:一昨年被害木、右:当年被害木

(写真3)幹のリング状隆起

(写真4)脱出孔 直径約4mm

(写真5)樹皮をめくったところ
(参考)ケブカトラカミキリ防除対策チラシ(PDF:1,138KB)
防除方法
(1)3月までに被害木を伐採・処分する(伐採だけでなく、その後の処分まで)。
(2)成虫が幹から外に出てくる4月中旬~6月上旬に、樹幹に農薬を散布する。
(参考)ケブカトラカミキリ防除対策チラシ(PDF:1,138KB)
その他、被害の判断や防除方法の詳細は下記問い合わせ先へお問い合わせください。
問い合わせ先
千葉県香取農業事務所 改良普及課 TEL 0478-52-9195
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このページの作成担当
農政課 生産振興班
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