佐原囃子

更新日:2016年2月1日

佐原囃子

 佐原囃子は日本三大囃子の一つで、リズム中心の他地域の祭り囃子とは異なり情緒的なメロディーを主体とする独特の祭り囃子です。

 佐原囃子を演奏する囃子方は歌舞伎等と同じように『下座』と呼ばれ、笛5~6人、 大皷1人、小鼓4~5人、大太鼓1人、小太鼓1人、すり鉦1人の15人前後で構成され、和楽器のオーケストラといえます。

下座

演奏曲目

 佐原囃子は現在50曲以上の曲目があり、大きく『段物』『役物』『端物』の3つに分類されます。

段物

 『段物』は、佐原囃子の神髄とされ最も洗練された格調高い音曲で能や歌舞伎の影響を受けており、全国の祭り囃子のどの系譜にも属さない佐原独特のものです。山車がメイン通りを通過するときに演奏されます。

 吾妻、神田、巣ごもり、さらし、八百屋、段七、盾、曽我、矢車等の曲があります。

役物

 『役物』は、神楽囃子や江戸囃子の系統をくむ一本笛と太鼓、すり鉦を中心に演奏され 儀式的な意味合いを持つ音曲です。

 砂切り、馬鹿囃子、はな三番叟(ひしぎ)の3曲があります。

端物

 『端物』は、俗曲、民謡や他の地方の囃子を佐原囃子調にアレンジしたもので20数曲存在します。

 踊りの時に演奏される曲も端物に分類されます。

 おやまか、猫じゃ、巣籠もりくずし、矢車くずし、吉野、剣囃子、大和、佐原音頭、佐原小唄、松飾り、あんば、大漁節、ラッパ節、和楽、船頭小唄等々です。

佐原囃子保存会

 佐原囃子を演奏する下座連は、市内に十数団体あり、これらは佐原囃子保存会に加入しています。佐原囃子の出演依頼等は佐原囃子保存会を通じ依頼することができます。

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