カトリノ郷物語vol.38 柿の神髄

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更新日:2018年7月1日

神様の贈り物”柿の神髄”

広報かとり平成30(2018)年7月号に掲載された情報です

柿の神髄

人物の写真

酢之宮醸造所
宮嵜 博之さん、和美さん(新部)
大学で醸造に触れ、杜氏を務める妻の和美さんと共に平成17年から研究を始め、平成25年に香取市に醸造所を構える。佐原商工会議所の協力のもと、3年前に“柿の神髄”を商品化した。
新部474 電話:0478-79-6474

「食養(食をもって体を癒やす)という概念から生まれた柿酢が”柿の神髄”なんです」
 そう話す宮嵜さんが柿酢に出会ったのは、自身の闘病がきっかけだった。妻の和美さんと出会ってすぐに潰瘍性大腸炎という難病を患い、いくつもの病院に通う中、病気を快癒に向かわせたのは食養の先生に教えてもらった柿酢の酵素の力だった。
「柿には”神様の贈り物”っていう学名がついていて”柿が赤くなると医者が青くなる”という言葉もあるくらいすごい果物なんです」
 とろっと甘い「西村」という品種の甘柿だけを使い、水を加えず、1リットルの柿酢を造るのに2・5キログラムもの柿を一つ一つ丁寧に仕込む。そして、酵素は生きているという考えのもと、良い環境を整えることに重点を置き、香取の杜の清浄な空気の中で小鳥のさえずりなど自然の音を聞かせながら、長期間熟成させ、人の力だけで時間をかけてゆっくりと絞る。
 そうして造られる黄金色に輝く柿酢には、「生きた酵素をそのまま摂って、毎日を自分らしく生きるために活用してほしい」という夫婦の願いと手塩にかけた生きた酵素が詰まっている。

柿の神髄

 醸造所で直接販売、市内では正上、素顔屋、出島屋の3店舗で購入できるほか、インターネットでの販売も行っている。


一つ一つ柿を丁寧に洗い


へたを取る


タンクに仕込み一次発酵


もろみをタンクから汲み出す


もろみを袋にいれ


時間をかけてゆっくりと絞る


さらに2か月以上発酵させ”柿の神髄”が完成