カトリノ郷物語vol.25 最上白味醂
更新日:2017年6月1日
江戸からの製法 最上白味醂
広報かとり平成29(2017)年6月号に掲載された情報です
株式会社 馬場本店酒造
馬場 善広さん(佐原イ)
味醂の味は変えてはいけない――。湯気が立ち上る蔵の中、木
そもそも味醂には白と赤がある。精白の高いもち米を使用した味醂は色が薄くきれいなので「白味醂」、反対に精白の低い米のものは「赤味醂」と呼ばれていた。夫婦で醸造に携わる馬場さんが話す。
「原料は県内産のもち米です。約2トンの蒸し米を木桶で運び、手作業で手造り
大学で醸造を学んだ後、修行先の酒蔵で妻と知り合う。家業を継いで間もなく、自社
「伝統を大事にしながらも、今後は味醂ベースのリキュールなど新商品を開発したいですね」
納得できる醸造を追い求めながら、受け継がれる持ち味に、当代ならではの挑戦が続く。
最上白味醂
江戸時代後期からの製法・味を守る数少ない旧式手作り味醂。
同店のほか市内の酒販店で購入できます
勢いよく湯気を上げ、2トンのもち米を蒸す
もち米を木桶に
木桶を担いだ蔵人
熱々の蒸し米を手作業で手造り麹と混ぜて
手造り麹と混ぜた蒸しもち米
仕込みを行う蔵の中
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