カトリノ郷物語vol.32 幸夜香
更新日:2018年1月1日
至福のひと時 幸夜香
広報かとり平成30(2018)年1月号に掲載された情報です
鈴木博志梨園
鈴木 博志さん(返田)
梨栽培の傍ら、経営の多角化のためにキウイ栽培を始め、黄金キウイフルーツ「幸夜香」のブランド化に成功。梨も農林水産大臣賞を受賞するなど評価が高い。
現在は、全国果樹研究連合会キウイフルーツ部会長を務める。
「夜のくつろぐ時間に、おいしいものを食べると、幸せな気分になるでしょ」
一日のごほうびに香り立つ甘い果物を食べ、幸せを感じられたらと願い、幸夜香と名付けたという。
そもそも、梨の収穫期を襲う台風被害に悩まされ続けていた鈴木さん。収穫期が重ならない果物作りを試していたという。そんな中、今から40年ほど前に、ニュージーランドからキウイフルーツが入ってきた。珍しさもあり各地で栽培されたそうだ。すると、その10年後、今度は果肉が黄色のキウイが日本にやってきた。購入した数本の苗木の中に一つだけ非常に糖度が高いキウイがあり、「これだ」と確信したという。その穂木を選抜して苗木を作り、梨栽培の技術を応用しながら、大きさや糖度を向上させていった。ただ、黄色のキウイは、技術・指導機関もなく、10年間の苦労の末、商品化にこぎ着けた。
「どうしても、あの甘ーい、とろけるような食感のキウイをモノにしたくてね。今では、キウイを食べた方からの喜びの連絡がとてもありがたいんです」
もっと幸夜香の知名度を上げていきたいと話す。
幸夜香
通常のキウイと比べ、約2から3倍の大きさの黄金キウイフルーツ。また、糖度やビタミンCなどの栄養価も約2倍高い。平成16年に商標登録。
化粧箱の幸夜香
収穫したキウイ
おしゃれな箱入りも
幸夜香(左)の大きさは、通常のキウイ(右)の約2から3倍
箱に入れても、存在感たっぷり
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