カトリノ郷物語vol.7 龍ひかり(ネギ)
更新日:2016年1月29日
おいしいを演出する “龍 ひかり”
広報かとり平成27(2015)年11月号に掲載された情報です
宇井
農業の専門学校を卒業後、農業関係の会社を経て実家に戻ってきた。
美しい軟白部が自慢の白ネギを常に安定して供給したいと考える。また、ネギを生かしたレシピの開発にも積極的で、自分で実際に料理を行うなど熱心な仕事ぶり。
まだ見ぬ美味しさを語り明かす
日本の食卓に欠かせないネギの歴史は古く、かの「日本書紀」にも“
「ネギといえば鍋と薬味の印象が強く、ネギ単体で食べる人は限られますね。(ネギが)好きな人は丸焼きに塩をふってかぶり付くんですけど、普通の人はそうはいかない(笑)」
確かに。どうしても先入観で辛いと思ってしまう傾向にある。
「うちは冬場限定で“
その“龍ひかり”をもっと親しんでもらえるよう、包装用フィルムの上に「我が家の簡単レシピ」シールを貼り、おいしいネギの食べ方を提案している宇井さん。どこからその発想はやってくるのだろう。
「既存の料理を食べている時に、ふと、これネギでもいけるんじゃないかな?と思ったら試してみます。アレンジを加えて“龍ひかり”の小気味良い歯ごたえや、加熱でにじみ出る優しい甘さ、そうした特徴を損なわないようにしながら試行錯誤してます。そうだ、うちには弟妹がいるんですけど、普段からネギは見飽きて食べたがらない二人が、紹介しているレシピはおいしいと言って喜んでくれましたね」
うれしそうに話す宇井さん。収穫祭などのイベントにも依頼されて出店し、来場者にネギをふるまっている。
「農政課さんから声をかけてもらったイベントでは、泥ネギをそのまま網で焼く実演をしました。見た目はもう真っ黒焦げ。でも、皮をむくときれいな身が現れて、それに
宇井さんが丹精込めるネギの栽培。その難しさについても触れた。
「品種によって収穫のサイクルが決まっているとはいえ、生育状況を見ての作業、良質なネギを切らさず畑に常備させるのが大変。土や肥料を変え工夫していますが、今はまだネギが無いとか提供が追い付かないなんて時期もあります。いろんな料理で活躍できるはずなので、いずれは、いつでもうちのネギを食べてもらえるようにしたいですね」
欲しい時にそこにある。ネギの存在価値を高めていく取り組みに期待が持てる。免疫力アップや血行促進の効果があると言われるネギを使った料理で、これからの寒~い季節を健康に乗り切りたい。
龍ひかり
旬は冬(11月以降)。このほか店頭には季節に応じた品種のネギが並びます。
道の駅水の郷さわら、マルヘイ小見川店、風土村、ショッピングセンターパルナなどで購入できます。
▼「我が家の簡単レシピ」シールを貼り、手軽でおいしいネギの食べ方を紹介
取材のその後
年間を通して色んな種類のネギを栽培している宇井さん。今冬から、西洋ネギの“リーキ”を栽培し、販売を始めたとのこと。スープに良く合うネギは温まりそうですね。
実際に宇井さんが焼いたネギのベーコン巻きもおいしそう。
リーキ(西洋ネギ)
ネギのベーコン巻き
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