カトリノ郷物語vol.9 章姫、紅ほっぺ(イチゴ)
更新日:2016年1月15日
イチゴのチカラで地域に元気を!
広報かとり平成28年(2016)年1月号に掲載された情報です
さわらリバー・ファーム
石川
写真は左から並木和也さん、小山田正和さん、春日敦子さん、諏訪直人さん、代表の石川浩史さん
まだ見ぬ美味しさを語り明かす
道の駅水の郷さわら前、道路を挟み反対側に立派なハウスが並ぶ。「さわらリバー・ファーム」と名付けられたこの施設は、今月オープンしたばかりのイチゴ摘み取り農園だ。その代表であり、自身は観光事業を振興する会社の役員である石川さんを訪ねた。
「ここでは今、“
道の駅の出荷者と品種を変え、競合を避けた形になる。またイチゴという商品に着目したのも、石川さんが水の郷さわらの経営に携わり、道の駅と農園、相互の発展を視野に入れているからこそ。
「水の郷に関わってきた中で、冬場の集客が落ち込み気味なのが以前から課題でした。そこで、一つの目玉として老若男女好き嫌いが少なく、食べやすい、イチゴを提供することにしたんです。来てくれたお客さんには、農園のイチゴはもちろん、市内を巡っておいしいものを食べて帰ってもらえたらいいな、と」
イチゴを呼び水に地域の活性化を図る、その構想はいつから?
「やはり震災の後ですね。観光事業もダメージを受け、まちも元気を無くしていましたから。そんな雰囲気を変えたくて、イチゴ農園の設立に必要なことを勉強し、一昨年の春ころから具体的に計画が動き出したんです。地主さんに協力いただき、
そうしてオープンにこぎ着けた農園。ハウス内は明るく清潔で高設栽培(地面より高い場所に棚を組み栽培する様式で、車いすや小さな子どもも摘み取りやすい)の設備が広がり、二種類の
「どちらも人気のイチゴです。“章姫”は、甘くやわらかで酸味が少ないジューシーな味わい。それから“紅ほっぺ”は、甘味と酸味の調和が絶妙で歯応えがあり、特に女性に好まれます。このハウスでは初の栽培でしたが、おいしく食べていただける出来だと思います」
静かに自信をのぞかせる石川さん。それもそのはず。イチゴ栽培の分野で蓄積された技術・知識から得た情報を基に生育に必要な水、湿度、温度などを最適な状態で管理する設備を整え、常に状況を把握。さらに専業のイチゴ農家から指導を受け研究に余念がない。
「皆さんの協力あっての農園です。それだけに自分たちだけでなく、関わってくださった方々にとって今後のプラスになるよう、体験型施設ならではの集客ともてなしで、地域に貢献していきたいですね」
志高く始動した農園では加工品製造も想定していると話す。実現すれば、六次産業化による雇用創出などの役割を担っていくだろう。
章姫、紅ほっぺ
1月のオープンから5月上旬まで摘み取り可能。定休日や営業時間など詳細はホームページをご覧ください。
農業生産法人 彩都デザイン株式会社
さわらリバー・ファーム
電話:0478-52-1515
http://www.r-farm.biz/
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