カトリノ郷物語vol.43 権兵弥のハム・ベーコン
更新日:2018年12月1日
本場公認のハム・ベーコン
広報かとり平成30(2018)年12月号に掲載された情報です
林 浩之さん
「自分たちのハムやベーコンが本場のオランダやドイツで、どう評価されるか興味があったんです」
そう話す林さんは、加工業者の仲間に紹介され、平成9年に初めて出品したオランダのコンクールで「肩ロースハム」が金賞、「ベーコン」が銀賞を受賞した。審査員の口に合うよう現地の濃い味付けにレシピを変える出品者が多いなか、「権兵弥のハム」のレシピそのままで挑んだ末の快挙だった。
権兵弥の加工品は、複数の養豚業者と共に設立した飼料配合工場で、独自に配合した飼料を与えた自社農場の豚肉だけを使い、添加物は食中毒を予防するための必要最低限の量に抑えている。
「添加物を使えば製品が安定し、品質管理も楽になるのですが、肉の味をそのまま味わってもらうため、創業からレシピを変えずに作り続けています」
自社農場の強みを生かし、ヒレなどの希少な部位も加工品として提供する一方で、過去には飼料価格高騰の影響で工房を一度閉鎖したこともあった。
──自信があるから、一度味わってもらいたい。危機を乗り越える中で、その思いを強くした林さん。販路拡大への挑戦は始まったばかりだ。
権兵弥のハム・ベーコン
店舗のほか、インターネット販売も行う。パン工房シュシュ、
さまざまなスパイスを使い肉のうま味を引き出す
肉とスパイスを合わせ、腸詰め作業に
一つ一つ丁寧にソーセージに加工していく
店内にはさまざまなハム・ベーコンが並ぶ
スライスや切り落としも販売
品質の証明。オランダ・ドイツのコンクールで多数の賞を受賞
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