カトリノ郷物語vol.42 くりもとやまと芋
更新日:2018年11月1日
おいしさ膨らむヤマトイモ
広報かとり平成30(2018)年11月号に掲載された情報です
藤崎
祖父の代から続くヤマトイモ作りを15年前に受け継ぐ。JAかとり栗源園芸部大和芋部会に所属し、最年少ながら検査長を務め、出荷の際の検査を自分たちで行い、品質の保持に努める。
県内のヤマトイモ4大産地に数えられる香取市。中でも栽培が盛んな栗源地区の生産部会で最大規模の生産を行う藤崎さん。
「ヤマトイモ作りはイモとの真剣勝負なんです」
就農以来、父、部会の先輩、他市町のヤマトイモ農家などいろいろな人に師事し、良いと聞いたものはなんでも自身で試してみる。そうした試行錯誤の末、5年前に導入した堆肥によって土が柔らかくなり、劇的に土壌環境が良くなったという。
「イモの生育には、ふかふかして空気を多く含む土づくりが重要で、雨上がりの作業は厳禁なんです」
土が締まってしまうと、イモの生育が阻害され、形や肉付きが悪くなってしまう。また、ヤマトイモ特有の葉は 渋しぶ病や炭たん疽そ 病などを防除するため、養分を吸って大きくなるお盆明けから9月までの肥大期には、日々の見回りに特に気を遣うという。
「おろしても、刻んでも良いのですが、料理を引き立てる混ぜ物としても使ってほしいですね」
白くふわふわのヤマトイモは料理のおいしさだけでなく、子どもたちに後を継ぎたいと思ってもらえる仕事にするという藤崎さんの夢も膨らませる。
くりもとやまと芋
市場に出荷するほか、栗源のいも祭でも販売し、好評を得ている。また、成田市のヤマトイモ専門居酒屋にも卸している。
ツルを取り除いた収穫前の畑
60センチメートルほどの地中に埋まる芋を掘り起こす
掘り出されたヤマトイモ
細かい等級規定に合うように選別・梱包
真っ白でふわふわなとろろに
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