カトリノ郷物語vol.28 牧野大神楽米
更新日:2017年9月1日
神前米 牧野大神楽米
広報かとり平成29(2017)年9月号に掲載された情報です
金井 敏通さん(牧野)
地区に250年以上昔からある神楽文化を大事にしたいと、復活後、奉納している米に磨きをかけた。
毎年4月第1日曜日に開催される高天神社奉納の舞(神楽)に参加する。
平成20年、半世紀余り途絶えていた牧野地区の神楽が有志の手で復活を遂げた。その3年後。神楽と共に地元ブランド米を立ち上げようと動き出したのが、金井さん含め12人の牧野大神楽米推進組合だ。
「商品名は“牧野大神楽米”です。牧野で穫れたコシヒカリを使用し、選別機にかける際、通常1・8ミリで選別するところを2ミリに設定。大きな粒でそろえているので、炊き上がりが一味違うんです」
昨年、市の米食味コンテストで最優秀賞を受賞した同商品。2ミリという規格こそ、熱の通りが均一になり見た目にも美しいと審査員の注目を集めた。
「組合のメンバーと受賞を喜びました。あとは連続して評価がもらえたら、さらに自信になると思うので今年も狙っています」
意欲をのぞかせ、金井さんは思いをはせる。
「この地区で五穀豊穣を願い神楽と一緒に奉納する米は、古くから、最適な粘土で栄養をたくさん含んだ牧野の泥田が育みます。米を一つのきっかけに“牧野”というブランドを打ち出せれば、先人が築いてきた産業や文化にも改めて光が当たり、地域の活性化につながるのではないでしょうか」
牧野大神楽米
通年、道の駅水の郷さわらで購入できます。2キロの袋で販売。
大きな粒でそろえた牧野のコシヒカリ
このポップが目印
昭和10年当時の神楽の様子
田園
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