カトリノ郷物語vol.27 巨峰
更新日:2017年8月1日
ブドウ畑の黒真珠
広報かとり平成29(2017)年8月号に掲載された情報です
福知 宏美さん(高萩)
祖父の代から続く農園の3代目。自身を育んだブドウに愛着を持ち、ブドウで両親に恩返しがしたいと後を継いだ。
「大きな粒でそろっていて、ひと房すべてが黒々と色づいて、味が濃いのが理想ですね」
栗源地区で巨峰を栽培している福知さんは言う。味は濃く、色は黒く均等に仕上げるために手間をかけて摘粒する。その結果として収穫量は減っても質は落としたくないとこだわってきたのが、福知さんが代表を務める藤崎ぶどう園だ。
「当園の巨峰は直売のみで、主に贈答品です。贔屓にしてくださるお客様たちに、変わらぬ味をお届けするため頑張っています」
実は、父の藤崎一彦さんが体調を崩したのを機に辞めるはずだった藤崎ぶどう園。しかし、思い出の詰まったブドウの木を残したいと両親を説得した福知さん。手掛けるハウスは3反歩まで縮小させたが、味は変えないと決意し、一彦さんに師事した。毎年ハウスを張り替え寒暖に合わせて開閉するのは大変な作業だが、母の洋子さんの協力を得てブドウの木に四季の風を送り成長を促す。そうして作った昨年の巨峰は洋子さんから太鼓判をもらった。
「50年作ってきて最高の出来だとか(笑)。これに慢心せず、安定した品質のものを提供したいですね」
巨峰(贈答用)
例年、8月初旬から直売所にて販売。予約でいっぱいになり次第終了です。
藤崎ぶどう園
香取市高萩735 電話:0478-75-3188
8月にはもっと良い色に(撮影日:7月24日)
母娘で作業
この箱が目印
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