曳き廻しとは
佐原では、山車を動かすことを『曳き廻し』と言います。
この山車の曳き廻しは、長さ約4m、重さ20sほどある『てこ』と呼ばれる2本の長い丸太が重要な役割をしめています。この、てこ棒を山車と山車の車輪の間に差し込み梶をと ったり、停止させたりして速度をコントロールします。てこ棒を操るには修練が必要で、佐原のお祭りの『花』となっています。
曲曳き
一般的な曳き廻しに対して、技を競うとともに、最大の見せ場としての特別な曳き廻しを『曲曳き』といいます。基本型の曲曳きとして『のの字廻し』、『そろばん曳き』、『小判廻し』の3つがあり、いずれも曳き綱は使用されずに行われます。
のの字廻し
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山車に向かって左前の車輪を軸として、筆で『の』の字を書くように後輪を担ぎ上げるようにして数回転させるもので、力の集中配分がくずれると、山車は方向性を失ってしまいます。この軸をずらさず回転させることが上手とされています。
また、回転は、ゆっくりゆっくりと回転させ、かつ山車の停止は恥とされています。
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そろばん曳き
山車を、そろばんを伏せて前後に転がすように曳き廻すというもので、山車の前進の時には、急テンポのお囃子にあわせて駆け足で進み、所定の位置で急停止させ、息も入れずにスローテンポなお囃子にのせゆっくり後退させ、これを数往復繰り返します。
たいへん危険をともない、一歩まちがえばご破算となるので、そろばん曳きと呼ばれています。
小判廻し
小判の形のように楕円形を描き、ゆっくりと山車を曳き廻すもので、一見地味に見えますが、佐原の狭い道ではかなりのテクニックを要する曳き方です。
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