検察審査会

更新日:2023年6月1日

ご存じですか?検察審査会

検察審査会とは

 18歳以上で選挙権を有する国民の中からくじによって選ばれた11人の検察審査員が、国民の代表として、検察官が不起訴処分とした事件について、その善し悪しを審査する仕事をしています。

検察審査員の選び方

 検察審査員は、毎年9月1日現在の選挙人名簿に基づいてくじにより選ばれます。

1回目のくじ…市町村の選挙管理委員会は、検察審査会事務局から割り当てられた数の方をくじにより、検察審査員候補者の予定者として選び、検察審査会事務局へ報告します。

2回目のくじ…検察審査会事務局は、管轄内の市町村の選挙管理委員会より報告された方の中から、司法関係などの一定の職務に就いている人を除いた上で、くじにより検察審査員及び補充員を選びます。

審査はどういうときに行うか

 犯罪の被害にあった人や犯罪を告訴・告発した人から、検察官の不起訴処分を不服として検察審査会に申立てがあったときに審査を始めます。
 申立てがなくても、新聞記事などをきっかけに審査を始めることもあります。

審査の方法

 検察庁から取り寄せた事件の記録などを調べ、検察官の不起訴処分の善し悪しを一般国民の視点で審査します。
 法律上の問題点などについて、弁護士(審査補助員)の助言を求めることもできます。
 また、検察審査会議は非公開で行われ、検察審査員が自由に意見を出し合うことができるよう保障されています。

審査の結果

 検察審査会で審査をした結果、さらに詳しく捜査すべきである(不起訴不当)とか、起訴をすべきである(起訴相当)という議決があった場合には、検察官は、この議決を参考にして事件を再検討します。
 起訴相当の議決に対して検察官が起訴しない場合には、改めて検察審査会議で審査し、その結果、起訴をすべきであるという議決(起訴議決)があった場合には、起訴の手続きがとられます。

これまでに審査した事件

 これまでに全国の検察審査会が審査した事件は18万人(被疑者数による延べ人数)に上り、その中には、交通事故や窃盗など身近で起こる事件だけでなく、水俣病事件、日航ジャンボジェット機墜落事件、薬害エイズ事件、明石花火大会事件などといった社会の注目を集めた事件もあります。
 また、検察審査会が審査した結論に基づいて、検察官が再検討の結果起訴した事件は、約1,600人(被疑者数による延べ人数)を超え、その中には、懲役10年といった重い刑に処せられたものもあります。

審査の流れ説明のイラスト画像

審査の申立てや相談について

 審査の申立てや相談には、一切費用がかかりません。最寄りの検察審査会事務局までお気軽にご相談ください。なお、香取市は、八日市場検察審査会の管轄になります。

関連情報

検察審査会の詳しい情報は、下記リンク先をご覧ください。
外部サイトへリンク 新規ウインドウで開きます。最高裁判所のホームページ(外部サイト)

裁判員制度
裁判員制度の詳しい情報は、下記リンク先をご覧ください。
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お問い合わせ

検察審査員候補者の選定に関すること

香取市選挙管理委員会
電話:0478-50-1227

検察審査会に関すること

八日市場検察審査会事務局
〒289-2144 千葉県匝瑳市八日市場イ2760番地
千葉地方裁判所 八日市場支部内
電話:0479-72-1300

このページの作成担当

選挙管理委員会 事務局
〒287-8501 千葉県香取市佐原ロ2127番地 (市役所5階)
電話:0478-50-1227 
ファクス:0478-54-5550

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