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アヤメ・ハナショウブに関すること

更新日:2017年3月1日

アヤメ・ハナショウブに関するお問い合わせ

ハナショウブの見ごろはいつですか?

園内で栽培しているハナショウブは、約400品種あります。早い品種は5月中旬から咲き始め、遅い品種は6月下旬にならないと咲きません。

その年の気温に開花は左右されますが、開花最盛期は6月中旬になります。当ホームページの開花情報をご覧ください。
 
 

ハナショウブの江戸系、肥後系、伊勢系って何ですか?

 大別するとハナショウブは、江戸ハナショウブ(江戸系)、肥後ハナショウブ(肥後系)、伊勢ハナショウブ(伊勢系)の三系統に分類されています。

 ハナショウブが栽培され始めたのは、約800年前といわれています。近年の考察では、東北地方でノハナショウブの色変わり種が選抜され、戦国時代か江戸時代はじめまでに栽培品種化したものとされています。これが江戸に持ち込まれ、後の三系統につながったと考えられています。

 園芸植物としての栽培が始まったのは、江戸時代初期とされています。江戸後期(19世紀)にハナショウブの品種改良が飛躍的に進みました。これは菖翁(しょうおう)と呼ばれる旗本・松平左金吾の品種改良による功績が大きいとされています。

 最初に現れたのは江戸ハナショウブで、伊勢、肥後ハナショウブが前後して成立しました。

江戸ハナショウブ

 多くの形態を含んでいます。花びらが三枚の三英咲き、六枚の六英咲き、八重咲きなどが中心で、ほかに爪咲きや奇数咲きなど変化に富んでいます。

 また、花型も平咲き、垂れ咲きなど、開花時期も早咲き、中生咲き、遅咲きなどにも分けられ、さまざまなタイプが見られます。

 草丈も一般に大きく、花が葉よりも高く抽出し、庭園・花菖蒲園向きの品種が多くなっています。

肥後ハナショウブ

 江戸ハナショウブの系統で、江戸後期のハナショウブ育種家・松平菖翁から株分けしてもらった当時の熊本藩主・細川氏が持ち帰り、武士・豪商階級に栽培を奨励したことから、鉢栽培用として改良が進みました。

 一般に大輪で、豪華で見ごたえがあります。花型は六英咲きが多く、花弁(花被片)が大きく丸いのが特徴です。葉は全体に太く、やや垂れ気味ですが、花茎とのバランスがとれています。

伊勢ハナショウブ

 江戸、肥後との関連は明らかではありませんが、ほぼ同時期に成立し、独自の発展を遂げたと考えられています。伊勢・松坂で品種改良が行われたグループで、松坂菖蒲とも呼ばれています。

 花型は垂れ咲きが原則とされ、特に花びら(外花被)が大きく丸みを帯び、互いに重なり合い、縮れて垂れ下がったり、大きくウエーブしたりさまざまです。花被が薄く、しかも垂れ下がるので、小形の花に見えます。

 鉢植え用に改良されており、花茎と葉がほぼ同じ高さで均衡を保っています。
 
 

あやめ祭りなのに咲いている花がハナショウブなのはどうしてですか?

 一般に「あやめ」といった場合、ハナショウブを含むアヤメ類の総称として用いられることが多いようです。

 国内でもハナショウブの開花期に合わせて開催する祭りの名称としては、「ハナショウブ祭り」より「あやめ祭り」としている地域のほうが多いようです。

 当園では、次の理由から「あやめ祭り」としています。

  1. この地域では、単に「あやめ」といった場合、ハナショウブのことをさしている
  2. アヤメもハナショウブもアヤメ属の近縁の植物であること
  3. アヤメの語感が、ハナショウブというより、柔らかく優しい感じがすること

 
 

アヤメ カキツバタ ハナショウブはどう違いますか?

 いずれもアヤメ科アヤメ属の多年生植物です。東アジアに広く分布しており、国内にも自生地があります。

 簡単な見分け方として、表のような特徴があります。


アヤメ カキツバタ      ハナショウブ
開花期 4月下旬~5月上旬 5月上旬~中旬 5月中旬~7月上旬
葉の特徴

はっきりした脈はない
細長い葉

黄緑で幅広い
葉の断面は平ら

中肋(ちゅうろく)と呼ぶ
ふくらみが葉の中央にある

花の特徴 花弁の元に網目状の模様 花弁の元に白い筋 花弁の元に黄色のぼかし
栽培適地 畑地 湿地から浅水 やや湿地から畑地

専門的な解説はこちらをご覧ください。

 いずれもアヤメ科アヤメ属の多年生植物です。
 

アヤメ

 アヤメ(Iris sanguinea Hornem.)は、山野の草地に生える(湿地を好むわけではない)多年草。葉は直立し高さ40センチメートルから60センチメートル程度、花茎は分岐せず、当地では4月下旬から5月上旬に8センチメートルほどの紫色の花を3個から5個付けます。外花被片(外側の花弁・大きく垂れ下がっています)に、網目模様があるのが特徴で、本種の和名のもとになっています。東アジアに広く分布し、国内では北海道から九州まで自生地があります。
 古くは「あやめ」の名は、サトイモ科のショウブを指していたようで、現在のアヤメは「はなあやめ」と呼ばれていました。
 

カキツバタ

 カキツバタ(Iris laevigata)(燕子花、杜若)は、湿地に群生する多年草。本園では5月上旬から中旬にかけて花を付けます。原種は紫色の花をつけますが、園芸品種では白や絞りなどの花色があります。内花被片(内側の花弁)が細く直立し,外花被片(外側の花弁・前面に垂れ下がった花びら)の中央部に白い筋があることが特徴です。東アジアに広く分布し、国内では東海から西に自生地があります。三種の中では唯一、水生植物といえる植物です。
 愛知県の県花で、これは在原業平が『伊勢物語』でカキツバタの歌を詠った場所が、三河国八橋(現在の知立市八橋)とされることに由来しています。
 江戸時代初期には、多くの園芸品種が成立しており、古典園芸植物の一つとされていますが、江戸後期に、ハナショウブの改良が進み、カキツバタはあまり省みられなくなり、多くの品種が失われました。現代では、再び品種改良が進められ、新たな園芸品種が作出されています。
 漢字表記の「杜若」は、本来はヤブミョウガという別種の漢名(「とじゃく」と読む)でしたが、カキツバタと混同され、用いられています。
 

ハナショウブ

 ハナショウブは、東アジアの原野に広く分布するノハナショウブ(Iris ensata var. spontanea)の園芸種。国内では本州中部以北に主に分布し、中央構造線の東西で野生種の花色が異なることが知られています。本園での開花期は5月中旬から7月上旬で、開花最盛期は6月中旬です。外花被片(外側の花弁・大きく垂れ下がっています)に、黄色のぼかし模様があるのが特徴です。
 花の色は、白、ピンク、紫、青、黄、絞りや覆輪など、日本花菖蒲協会の目録には5,000品種以上掲載されていますが、実際に流通しているのはこの一部で、実際に入手可能な品種は、2,000品種程度と考えられます。
 古典園芸植物のひとつで、大別すると、江戸系、伊勢系、肥後系の3系統に分類できます。近年は系統間の交雑も進み、系統ごとの特徴は薄まってきています。長井古種は、山形県長井市で保存してきた品種群で、原種の特徴が強く残っています。外国系は、主にアメリカで改良され、再輸入された品種です。
 現在でも、東北地方で花色変異株が多く発見されることから、近年の考察では、東北地方でノハナショウブの色変わり種が選抜され、戦国時代か江戸時代初期までに園芸植物化したものとされています。これが江戸に持ち込まれ、後の三系統につながっていると考えられます。
 
 

ショウブとハナショウブはどう違いますか?

 一般的にショウブというと、ハナショウブを指すことが多のですが、5月の節句の菖蒲湯に使われるショウブは、サトイモ科(ショウブ科にする分類もあります)に分類される別種の植物です。

 ハナショウブ(Iris ensata var. ensata)は、アヤメ科アヤメ属(Iris)の多年草で、日本、朝鮮半島、中国、シベリアなどに分布しています。この地域には、200種類以上の自生が見られますが、この中の1種・ノハナショウブが栽培されているハナショウブの原種です。

 ショウブ(菖蒲、Acorus calamus)は、池、川などに生え、茎は地中を這い、爽やかな香りを持っています。花は目立たず、黄緑色の肉穂花序で5月ごろに咲きます。花茎は葉と同じ形で、花序の基部に包が一枚つきますが、これも花茎の延長のように伸び、葉の途中から穂が出たような姿になります。
 
 

ハナショウブの栽培方法を教えてください

 ハナショウブは「品種名」という名前のついている株を育てています。したがって、種子から育てる方法は、新しい品種を作るとき以外は行いません。

 ハナショウブは、株が大きくなると急に衰える性質を持っています。そこで、一定期間ごとに株を分け、新しい土に植えて株を若返らせる作業が必要になります。

 また、ハナショウブには、はっきりした忌地(いやち・同じ種類の植物を同じ場所で長期間育てていると生育が悪くなる現象)があることが知られています。株分けと同時に、土の一部を新しくすることが必要です。

 基本的な栽培方法は、次のとおりです。

  1. 開花直後の株分けと植え替えか基本です。地植えの場合は2~3年ごとに、鉢植えは毎年植え替えます
  2. ハナショウブが晩秋に休眠に入るまでに、十分に肥料を与えます。前年の生育状態で翌年の花のよしあしが決まります。秋の元肥施肥が基本
  3. 栽培場所は日当たりの良いところで。畑でも栽培できますが、水切れには弱い
  4. 春の芽だしからは肥料を控えます

 
 
ハナショウブの育て方教室を開催しますので、日程・詳細はホームページでお知らせします。 
 
 

ハナショウブが小さくなって花が咲きません。どうしてですか?

 ハナショウブは、株が大きくなると急に衰える性質を持っています。そこで、一定期間ごとに株を分け、新しい土に植えて株を若返らせる作業が必要になります。また、秋に十分に肥料を与えないと、翌年の開花は望めません。

 花の終った6月下旬に植え替えを行い、9月、10月に十分に肥料を与えることで翌年もきれいな花を見ることができるようになります。

 「ハナショウブの栽培方法を教えてください」も併せてご覧ください。
 
 

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