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下総佐倉油田牧跡が国指定の史跡へ

更新日:2019年6月24日

下総佐倉油田牧跡が国指定の史跡として答申されました

 6月21日、文部科学省の文化審議会により、香取市の九美上地区及び福田地区に所在する油田牧の野馬込跡を、「下総佐倉油田牧跡(しもうささくらあぶらだまきあと)」として国の史跡に指定することについて、文部科学大臣へ答申されました。
 油田牧は、乗用馬等の養成のために江戸幕府が直轄で経営した佐倉七牧の一つで、近世における馬牧の様相を知る上で貴重な遺跡として評価されました。
 香取市では、良文貝塚・伊能忠敬旧宅・阿玉台貝塚に続き、4件目の国指定史跡となります。
 今後、官報告示により正式に史跡指定となります。

下総佐倉油田牧跡とは

 乗用馬等の養成のために江戸幕府が直轄で経営した牧の一つです。江戸時代の房総半島には、北西部に小金牧、北東部に佐倉牧、南部に嶺岡牧が整備され、さらに佐倉牧は七つに分けられ「佐倉七牧」と呼ばれていました。
 油田牧は佐倉七牧の一つで、七牧の北東端に位置しています。東西約4.7キロメートル、南北約4.6キロメートル、面積は約10.1平方キロメートルで、七牧のなかでは最も小さいですが、牧の外周を囲む野馬除土手跡(のまよけどてあと)や内部を仕切る勢子土手跡(せこどてあと)、馬を集めて選別する野馬込跡(のまごめあと)など、牧に伴う遺構が現在でも残されています。

 野馬込(のまごめ)とは、毎年1回、放牧した馬をここに集め、幕府に送る馬などを選別した施設です。この行事は「野馬捕り」と呼ばれ、牧場最大の行事であり、近郷から多くの見物人が集まって賑わったという記録が残っています。野馬込跡の現状は、規模が東西59メートル、南北58メートルで、平面形は三角形に近く、高さ2~3メートルの土手で囲っています。その内部は、馬を捕える「捕込(とっこめ)」、幕府へ送る馬や農民・町民に払い下げる馬を溜めておく「溜込(ためごめ)」、繁殖のため野に返す若い馬を入れる「払込(はらいごめ)」の3つの区画に分けられています。近世の絵図と比較しても、ほとんど変わらない状況で良好に残されています。
 今回、国史跡指定として答申されたのは、この野馬込跡とそこに接続する野馬除土手跡です。文化庁は「近世における馬牧の様相を知る上で貴重な遺跡」と評価しています。香取市としては、今後、保存活用計画を策定し、史跡整備を進めていく予定です。

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電話:0478-50-1224 ファクス:0478-54-5550

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